オッターハウンド

オッターハウンドについて

起源は定かになってはいませんが、12世紀頃のイギリスの文献にはすでにotter doggesという記述がありますので、古くから狩猟に使われてた犬だということがわかります。
otterはカワウソという意味なので、古くからカワウソを狩るための犬として活躍してきました。

カワウソは川の中にいる魚を食べてしまうために、カワウソ退治には大変役に立ちました。
ただしオッターハウンドが直接カワウソを仕留めるのではなく、カワウソを巣に追い詰めて吠えて猟師に居場所を知らせました。
そして駆けつけた猟師がカワウソを仕留めたのです。

最初はカワウソ狩りは地味だったのであまり流行りませんでしたが、徐々に人気が出てきます。
やがて猟からスポーツへと進化していき、優秀な狩猟犬を作ることに専念し、オッターハウンドとサザンハウンドなどを交配しました。
こうして、現在のオッターハウンドに近い形になっていきます。

しだいにドッグショーで評価を得ようと、外見を重視した交配を行っていくために、愛犬家達は本来の狩猟犬としての能力を活かすように繁殖をしていきます。
しかしそのことが逆にドッグショーでは人気のない犬となっていき、次第に人々から忘れられるようになります。
イギリスで最も古い犬として認定されてはいますが、人々の関心は薄れてしまっています。

外見や性格

がっしりとした体格であり、一定のペースで長い距離を走れます。
毛はきめ細かい上毛と柔らかい下毛の2重構造であり、この毛のおかげで茨などからも身を守れます。
大きな鼻を持っており、優れた嗅覚のおかげで臭いを頼りに狩りが出来、でこぼこした不整地でもスムーズに歩いて獲物を追いかけられます。

群れで狩りをしていたので、他の犬ともうまく付き合うことが出来、小動物を見かけると追いかける性質があります。
気立てが優しくのんびりした面もありますが、頑固で騒がしいときもあります。
しかし子供とも仲良くでき、家庭でも飼うことが出来ます。
あまりペットとして飼われることは少ないですが、家庭犬として役目を果たすことは出来ます。

飼うなら毎日運動させ、散歩させたり安全な場所で走らせたりしましう。
毛は毎週1回程度のブラッシングとコーミングをすればよいです。
しかし、毛の多い足にはゴミが付きやすく、口の周りのヒゲなどにも汚れや食べ物が付きやすいので、気になる方は周りの毛を切ってあげましょう。
温暖な地域では室内のみならず屋外でも飼うことが可能です。
その場合には、必ず雨風を凌げるような場所と寝床を用意してあげましょう。
しかし現在世界中で存在しているオッターハウンドは1,000頭ほどしかおらず、ペットとして飼うなら入手先を探さないといけないでしょう。