エキノコックス症

東北や北海道で感染しやすい

エキノコックス症というとキツネが持っている病気で有名ですが、これは犬も発症する病気です。
感染してもさほど深刻な症状は表れずに、下痢程度の症状が表れます。
このために、実際にこの病気に感染したとしても、飼い主が病気に気づかないこともあります。

エキノコックス症の原因

エキノコックスよ呼ばれる寄生虫に感染して症状が出ます。
犬やキツネの小腸に寄生するサナダムシです。
一般的なサナダムシよりも小さく、ネズミなどに感染しているエキノコックスを犬が食べると感染します。
本来は北海道地方に広くいる寄生虫であり、北海道での感染が確認されていますが、最近では関東地方の飼い犬の感染も確認されていることから、関東への広がりが懸念されています。

エキノコックス症の症状

症状としては軟らかい便や下痢をするだけで、目立った酷い症状はありません。
このように特徴的な症状がないために、感染しても飼い主が気づかないこともあります。
もしも飼い犬が不調で様子がおかしいと思った場合には、病院へ連れて行った方がいいでしょう。
エキノコックスは犬の体内へはいると、寄生してから1ヶ月ほどで卵を産むようになります。
その後4ヶ月ぐらいは卵を産み続けます。
しかしその期間を過ぎると、エキノコックスの寿命が尽きるので、排便として体外へ排出されます。
犬がエキノコックスに感染しているネズミなどを食べれば再発しますが、病原体との接触を避けていれば再感染することはありません。

治療と予防

エキノコックスが成虫になった場合には、駆除役で駆除することが出来ます。
もしも感染しているならまずは獣医と相談しましょう。
飼い犬び駆除薬を投与して駆除しますが、同時に飼育場所も対策が必要です。
さらに飼い主や家族もエキノコックスの検査を受けた方が良いです。
また排便したフンに関しては焼却して完全にエキノコックスを死滅させる必要があります。
犬の体毛にも付着している可能性がありますので、シャンプーで洗い流すと良いでしょう。
このようにエキノコックスに完成していることが確認されたら、大がかりな駆除作業が必要です。
同時に犬が使用していた皿なども熱湯殺菌すると良いでしょう。
エキノコックスは乾燥や高温に弱いので、焼却やお湯で洗い流すのが効果的です。

エキノコックスに感染する犬は多くは放し飼いの犬です。
また室内で飼っている場合でも、野山を散歩させている犬で感染している例があります。
エキノコックスは野ねずみなどを食べることで犬へ感染しますので、野ねずみのいる場所に近づけるような環境にある犬は注意が必要です。
特に北海道地方では、感染例がいくつもありますので、注意しましょう。
犬同士や人同士では感染せず、感染には必ず媒介者が必要です。