椎間板ヘルニア

骨の中の神経が圧迫される症状

椎間板ヘルニアは人がよくなる症状ですが、これは犬も同じような症状を発症します。
人の場合は背中に発症しますが、犬だと発症部位は様々であり、首から腰までどこでも発症するおそれがあります。
程度によってもその症状は違い、酷いと自力で歩けなくなる場合もあります。

椎間板ヘルニアの原因

激しい運動や肥満や骨の老化が原因であり、骨同士の衝撃を和らげる椎間板の損傷によって引き起こる病気です。
椎間板が圧迫されることによって、内部の随核や髄液が飛び出て神経同士がぶつかって痛みを発生させます。
特に椎間板ヘルニアはミニチュアダックスやプードルやビーグルなどの犬に多く見られる症状です。
これらの犬は若いときから症状が発症することがあり、その他の犬では老化によって発症することがあります。

椎間板ヘルニアの症状

軽い症状の場合は痛みを伴い、酷くなると足を引きずったりします。
しかし重症ともなれば、自分で立ち上がれなかったり、排泄や排便などが困難になります。
また背中を触ったりすると痛がる犬も居ます。

症状が軽い場合には、痛みを訴える程度で済みますが、症状が酷くなると、体が麻痺するようになり、後ろ足を自力で動かすことが出来なくなったり、排尿が自力で出来ず漏らすようになったり、一番酷いと感覚麻痺して痛みを感じなくなってしまいます。

治療と予防

点滴症状が軽い場合には、薬で患部の痛みを和らげる治療を行います。
投薬後に少し様子を見て、しばらく安静にさせるようにして、症状が改善するかどうかみます。
安静にする場合には、ゲージレストといって、ゲージの中に6週間ほど犬を入れて運動できない状況を作って安静にさせます。
症状が軽いときにはこのゲージレストが最も大切であり、飼い主としては6週間も閉じこめるのは辛いかもしれませんが、治すには必要な処置な処置なのです。

しかしそれでも症状の改善が見られない場合には、外科的治療によって症状の改善を行います。
外科的治療というのは手術のことであり、CTやMRIで痛みのある椎間板を特定した後に、その場所を手術します。また同時に手術後はリハビリを行い、それで神経の回復を図ります。

椎間板ヘルニアを発症しやすい犬などは激しい運動は控えた方が良いです。
また骨への衝撃を和らげるためにフローリングならカーペットなどを敷いて衝撃吸収しやすくする、階段など段差のあるところは上り下りさせない、脊髄に負担のかかる運動をさせないようにすることが大事です。
それと同時に肥満にならないようにも気をつけましょう。
運動をさせないで肥満にならないようにするためには、特に日頃のエサの管理が必要であり、必要以上にエサを与えるのはやめましょう。