悪性リンパ腫

リンパがガン化

体にあるリンパがガン化する症状であり、これによって運動をしたがらなくなり、食欲不振や下痢などの症状が見られます。
免疫力も低下してきますので、様々な感染症にかかりやすくもなります。
またリンパも犬でも体のあちこちにありますので、発症する場所によっても症状が違ってきます。

悪性リンパ腫の原因

raburadoll原因は解明されていません。
原因としては、電線から発せられる磁場が影響していると考えられる場合、または特定の犬種によって発症するのではないかという2つの説がありますが、どちらも具体的な証拠はありません。
犬では多中心型リンパ腫が一番多く、これがリンパ腫の中では大半を占めます。
犬ではゴールデンレトリーバーやラブラドールやセントバーナードなどが発症しやすいです。

悪性リンパ腫の症状

どこに発症するかでその症状も違ってきます。

・多中心型リンパ腫
体表面のリンパ節が腫れるタイプの症状であり、リンパ腫の中で最も発症しやすい場所です。
顎の下や脇の下や膝の裏などが腫れますが、顎の下が一番わかりやすいので、そこが腫れたのを見て病院に連れて行く場合が多いようです。
元気が無くなり、食欲が低下するという症状がみられます。

・消化器系リンパ腫
消化管のリンパが腫れる症状であり、下痢や嘔吐や食欲不振などの症状がみられます。
多中心型リンパ腫の次に多い症状ですが、犬では7%以下の発症です。

・皮膚型リンパ腫
皮膚に腫瘍として腫れて表れるものであり、脱毛や皮膚病変などがみられます。
この皮膚型は、他の病気の腫瘍と見分けがつきにくいです。
抗生物質などを投与してまったく反応がないので、初めてリンパ腫と判明することもあります。

治療と予防

治療では、化学療法と薬物療法が中心に行われます。
抗ガン剤の投与によって、8割の犬はリンパ節の腫れが引いて寛解すると言われています。
化学療法を行ったあとの犬の2年後の生存率は25%となっています。
また化学療法の目的は、病気を治すことではなく症状を和らげて生活できるようにすることが目的です。

また化学療法で症状が改善しない場合や、大きな腫瘍に対しては放射線療法が行われます。
放射線によって、リンパ種そのものを攻撃してガン細胞を死滅させます。
これは一度のみならず数回治療が行われる場合もあります。

治療する前には、抗ガン剤の副作用やどれぐらい延命できるか獣医に相談した方が良いでしょう。

原因がはっきりしていないので、予防するのは困難な病気です。
このために対処方法としては、早期発見をして症状が軽いときに治療するというのが大事になります。
定期検査をするのも良いですが、その他に日頃から飼い犬の顎や脇の下や足の付け根などに腫れやしこりがないか、皮膚に腫れている場所は無いかとチェックするようにしましょう。