腎不全

腎臓機能低下で引き起こされる

腎不全は、肝臓の機能が低下して正常に働かなくなる病気であり人間だと酒の飲み過ぎなどで症状が出ます。
しかし犬も肝不全になることがあり、犬の場合には、急性肝不全で突然症状が表れることが多いです。
肝臓の3/4以上の機能が低下した状態であり、徐々に症状は進行します。
最初は自覚症状はほとんど無く、症状が進むにつれて様々な自覚症状が出てきます。

肝不全の原因

犬の場合の肝不全は3種類の原因があります。

・腎前性急性腎不全
脱水などによって肝臓に流れ込む血液の量が少なくなることで起こる場合です。

・腎性急性腎不全
肝臓自体に異常が生じて引き起こる場合です。

・腎後性急性腎不全
肝臓から尿が出た後の部位の暴行や尿道の閉塞で尿の排泄が阻害されることで引き起こる場合です。

これらの原因に共通していることは、血液をろ過する機能が破壊されて引き起こることであり、急性の場合はその機能が急激に、また慢性肝不全では、慢性的に機能低下して症状が少しずつ進行し、ある日自覚できるぐらい酷くなります。

肝不全の症状

慢性肝不全では最初は自覚症状はなく、しだいに水を多く飲むようになって、尿の量も増えていきます。
症状が進行すると自覚症状が出るようになり、嘔吐や食欲不振やそれに伴う体重減少、貧血などが引き起こり、さらに悪化すると嘔吐や下痢、痙攣や昏睡などの症状が出ます。
また体内の老廃物を排泄できませんので、尿毒症になったりします。

慢性でも急性でも症状が出ると、数時間から数日で一気に悪化して、それでも放置しておくと尿毒症や高カリウム血症によって死ぬこともあります。

治療と予防

急性肝不全だと急激に症状が悪化することがありますので、治療は時間との戦いです。
治療では、原因となる病気の治療を行って、同時に肝臓の障害も抑えなければなりません。
治療では点滴や透析治療によって症状の緩和と肝臓機能の回復を行います。

慢性肝不全の場合には、すでに肝臓機能の大半が失われている状態ですので回復させることは出来ません。
したがって慢性肝不全の場合には、薬や点滴や食事療法によって、肝機能低下を抑えて症状悪化を防ぐ対処療法を行うこととなります。
そのために慢性肝不全では、症状が出てしまってはすでに手遅れということとなり、日頃からの検査で犬の状態を把握することが大切です。

肝不全を予防する方法としては、食事が大切であり塩分が多すぎずたんぱく質が適量の食事を与えるようにしましょう。
また、排尿の回数や量をチェックするようにして、いつもより排尿が多い、水分を多く摂るようになったなどの場合には、検査した方が良いです。
定期検査をするのも良いですが、これは犬が年齢をとってからで良いでしょう。
定期検査をすれば早期発見も可能で大事になる前に対処できるかもしれません。