牧羊犬・牧畜犬のグループ

牧羊犬や牧畜犬

このグループに属する代表的な犬は以下の通りです。

・ジャーマン・シェパード・ドッグ
・ボーダーコリー
・シェットランドシープドッグ
・スキッパーキ

コーギーやシープドッグが属しており、中でもボーダーコリーや、ジャーマン・シェパード・ドッグが有名です。
賢く飼い主の言うことを聞くのはもちろん、羊などの家畜を追い回して誘導するので、状況を判断して行動する能力も持っています。
また、牧場などを駆け回るので、それだけの体力も持っている犬です。
もしも、家庭で飼うとなると、賢いのでしつけはしやすいですが、毎日朝晩それぞれ1時間ぐらいの運動が必要です。

家畜の誘導や見張りを行う

放牧している家畜を誘導し見張り、またオオカミなどの動物から守る役割を持っています。
元々見張りをするのがメインの役割となっていましたが、外敵が減ってくると、散らばる群れを誘導するようなことも多くなり、俊敏に動ける小型犬や中型犬を選び、使われるようになっていきました。
昔から大型犬も牧羊犬などとして使われてきました。
大型犬は外敵から守るために、中型犬と小型犬は俊敏な動きを利用し群れを誘導するためにと、使い分けされます。

ヨーロッパの方では、牧羊犬としての役割が少なくなると、ショードッグなどとしても活躍するようになります。
またイスラムの方では、牧羊犬メインとして使われることが多く、ペットとしての需要はほとんどありません。

一人前の牧羊犬

牧羊犬として一人前になるには、以下の条件を満たさないとなりません。

・一回で600頭以上の家畜を誘導できるぐらいの体力を持つ
・家畜に立ち向かう勇気を持つ
・家畜の状況に応じて、誘導が出来る

牧羊犬としては家畜以上の距離を走らないとならず、必ずしも犬の誘導に家畜は従うとは限りません。
そのために、時には驚かせないように誘導するなどのテクニックが必要です。
もちろん訓練を行っていきますが、早くて半年、遅くて1年は一人前になるまでかかります。

訓練を行うときには、実際に羊などの家畜を対象に、実地訓練を行います。
しかし、実際に訓練を行う前には、家畜もある程度訓練し、牧羊犬に慣らしておきます。
初めて家畜を相手にする牧羊犬は、家畜が誘導に従わないと、牧羊犬としての自信を失うので、それを防ぐために、家畜もある程度ならしておきます。

ある程度家畜を誘導できるようになると、次はいよいよ人間の指示によって、その通り牧羊犬が動き、家畜を誘導する訓練を行います。
これにはやはり人間の力量にも左右され、人間ももちろんその場の家畜の動きを察知し予想し、牧羊犬に適切な指示を出せないとなりません。
牧羊犬を扱うには、犬の訓練のみならず、牧羊犬と人間とのコンビネーションも必要なのです。