ジャパンケネルクラブ(JKC)とは?

血統書を発行する団体

ジャパンケンネルクラブはJKCと略して言われることも多く、犬関係の話題の多くに登場します。
この団体の役割と言うと、国内でのそれぞれの犬種のスタンダード、つまりは標準を決めていき、血統書を発行します。
その他にも、ドッグショーを開催する、トリマーなどの専門職の認定資格発行なども行っていますが、血統書発行の方が有名でしょう。

血統という考えは、国内では戦国時代には存在していなく、それは戦後になります。
第二次世界大戦を通じて、多くの犬の個体数が激減したことにより、各国で犬種認定などを行う団体が出来ていきます。
こうして日本でも、1949年になると、JKCが誕生し、その前年には前身団体の全日本警備犬協会がありました。

JKCでは犬種を10グループに分けており、牧羊犬、鳥猟犬、愛玩犬などと細かく分けており、たとえば鳥猟犬でも、特徴によりいくつかに分けています。

活動内容

・血統証明書発行

大きな事業として重要であり、JKCの基幹ともなる活動です。
どうしても、人間が保護しないと犬種の管理は難しく、好き勝って繁殖させると、犬種同士の繁殖も行われ、本来その犬が持っている特徴を失う可能性もあります。
そこで健全に繁殖するためにも、資料として役立つのが血統書です。

交配するすべての犬のDNA登録を義務づけており、厳格に管理しています。
また最近では、遺伝的疾患に関しても、血統書にはその内容を記載するようにしています。

・競技開催

血統書発行と同じぐらい重要な活動となっている、ドッグショーなどの競技開催です。
競技の大きな目的として、その犬がどれぐらいスタンダードに近いかがあります。
ドッグショーで入賞するためには、スタンダードに近い犬での繁殖が必要となり、そこには厳格な管理も求められます。
そのために、競技を行うことは、スタンダードに近い犬を維持することにも役立つのです。
その他にも、飼い主が日頃の訓練の成果を披露、トリミングなどの技術を披露するなど、飼い主の技術を向上させるのにも役立ちます。

・災害犬育成

地震国である日本は、被災時には災害犬の活躍は欠かせません。
そのために、JKCでは1990年より、災害犬育成を行っており、犬の発達した嗅覚などを現場で役立てています。
育成では、毎年認定試験を行っており、その試験を通過した犬を災害犬として認定しています。

・犬を通じた社会貢献

犬を高齢者施設などに派遣し、人との触れあいを行うなど、社会貢献活動も行っています。
ドッグセラピーという言葉があるように、人が犬と触れあうと、血圧が安定する、地方の方が笑顔になって気分が落ち着くなどあります。
沢山の犬と多くの方が触れあい、人間社会の中で犬が役立っています。