ハウストレーニング

トレーニングは早い段階で行う

ハウストレーニングも早い段階で行う方が良いしつけの一つです。
犬はオオカミの祖先で、オオカミはもともと土に穴を掘って巣を作り、そこで休む穴倉動物です。
本来は巣で暮らすという習性があります。
そんな犬が人間社会でペットとして生きていく上でも、巣となるハウスが必要です。
人間から見ると、ハウスは、犬を閉じ込めるための檻のようなものに見えるかもしれませんが、
犬にとってはハウスが一番気が安らぐ寝床になるのです。
また、ハウスで休ませることだけでも、人間と犬との立場の違いを自然と理解するようになります。
ハウスがなければ、人間と同じような場所で生活することになり、
人間との立場が同等であると勘違いしてしまいがちです。
最初からハウス中心で過ごさせるのと、部屋の中で自由に過ごさせるのとでは、
今後のしつけにも差が出てくるものです。

ハウスは子犬を迎え入れた日から寝床として使いますが、就寝中や留守中にだけハウスに入れてしまうと、
閉じ込められることだと認識してしまい、ハウス嫌いになってしまいます。
ハウスに入れると出してくれと吠える犬もいます。
ここで、ハウスから出してあげると、一生ハウスで過ごせない犬になってしまいますので、
そうならないためにも、ハウス中心の生活をさせましょう。

ハウス中心で慣れさせる

ハウストレーニングでは、犬にはハウス中心の生活をさせ、それに慣れさせることが基本です。
最初は、ハウスから長い時間出して遊んであげるのではなく、
5分くらい(犬が集中できる時間)夢中になって遊んであげるとよいでしょう。
そして、遊び終わったら、またハウスにつれていきます。
その時に、「ハウス」と命令しながら中に入れます。
最初は素直に入ろうとしないかもしれませんが、入ったら「ヨシヨシ」とたくさん褒めましょう。
このプロセスを毎日続けてみましょう。
そうこうするうちに、自らハウスに入って行ったらオーバーリアクションくらいに声を出して褒めましょう。
最初は、ドッグフードなどのご褒美をあげるのも良いですが、最終的には褒美がなくても命令に従えるようにしていきます。
ご褒美がなければ指示に従わないというのであれば、まだしつけが完了していないということです。

最初はハウスが好きになるように、ハウスの中におもちゃを入れてあげたり、
犬のガムを置いたりとした工夫をしてみるのも良いでしょう。
それでも、出してくれと吠えることがあるかと思います。
本来は落ち着ける場所であるはずのハウスなのに、それをまだ理解しきれていないのです。
そういう時は、無視して犬が鳴きやむのを待つのが一番良い対処方法です。
しかし、ひどい場合には、近所迷惑などの問題もあるので、
無駄吠え防止首輪をつけるなどする方が飼い主にも負担がかからないかもしれません。

認識させる意味

ハウストレーニングでは、ハウスは犬にとって
落ち着いて安心できる場所であることを早く認識してもらうことが大切なのです。
普段からハウス中心の生活をすれば、ハウスが落ち着いて安心できる場所であり、
ご飯を食べる場所、好きな場所と認識していくようになります。

ハウスは、犬が苦手な来客がある時や、旅行中の移動、病院へ連れていく時など、いろんな場面で活躍します。
ハウスでおとなしくできる犬にしつけましょう。