呼び戻しのしつけ

危険防止になるしつけ

呼び戻しとは、その名の通り、リーダーである飼い主に名前を呼ばれたら、いつでもすぐに飼い主の所に戻ってくることです。
呼び戻しのしつけができていないと、万が一、散歩中に首輪が外れてしまった時や、
車の行き来が激しい道路に飛び出してしまいそうな時など、とても怖い思いをすることになります。

また、家から突然、脱走した場合でも、呼び戻しのしつけができていれば、そのまま遠くへ逃げて迷子になることも防げます。
呼び戻しのしつけができていないと、犬は追いかければ追いかけるほど、楽しそうに逃げていくのです。
これは、飼い主が大きな声で追いかけて来るのは、遊んでいるのだと勘違いしているからです。

呼び戻しも、飼い主と犬の主従関係が築かれていることが前提となってくるしつけになります。
呼び戻しのしつけでは、飼い主のところに行くと、良いことがあるということを覚えさせることが大切です。

呼び出しは命令だと認識させる

犬を外に連れ出して、呼び戻しのしつけをスタートさせるのは、
なかなか難しいので、最初は家の中でトレーニングさせる方が良いようです。
室内犬においては、家の中では、ほとんどの犬が名前を呼んだら喜んで飼い主さんのところに来てくれるでしょう。
これは、犬が自分の名前を認識し、呼ばれることに反応しているということです。
呼び戻しを命令だと認識させるようにするためにも、できれば、
名前ではなくて、「おいで」・「来い」・「カモン」といったような指示で戻ってくるようにトレーニングするのが理想的です。

そして、飼い主の所に戻ってきたら、「ヨシヨシ」と大げさなくらいに撫でて褒めてあげましょう。
ご褒美やおやつを与えるという方法もあります。
ただし、犬を抱え上げるのはやめましょう。
飼い主に近寄ると自由を奪われると認識してしまうので、要注意です。

子犬の時はリードをつけて

子犬もまだ小さいときには呼ばれたらすぐに飼い主の所に近寄ってきますが、
成長するにつれて色々な物に好奇心を示すようになるとあちこちに行こうとすることがあるでしょう。
そういう時には、家の中で遊ぶ時にも、リードを付けましょう。
そして、「おいで」と呼んでも子犬が無視して違う方向に行こうとしたら、
強めにリードを引いて飼い主の方を向かせます。
この時、飼い主がリードを引っ張ったことが子犬にバレてはいけません。
知らんぷりして引っ張りましょう。
そして、「おいで」と笑顔で命令し、戻ってきたら、しっかり褒めてあげましょう。

家の中である程度、戻ってくるようにしつけができたら、次は外に出て練習をしてみましょう。
あまり人がいない時間帯の公園や、散歩中などで練習するのが良いです。
しかし、いきなりリード無しでやってしまうと危険ですので、最初はリードを付けて、
できれば犬がリードを付けているのも分からないくらい長めのリードを利用して呼び戻しの練習をしましょう。
リードを付けて、命令に従うようになったら、リードを付けなくても大丈夫でしょう。
ただし、公共の場ではリードは必ず付けるようにしてください。