「待て」のしつけ

重要なしつけ

「待て」とは、「その場にいなさい」「動くな」という命令であり、色んな場面で使うことができます。
例えば、散歩途中で飼い主さんが買い物に立ち寄りたい時、犬は外で待たせておくというケースがあるかもしれません。
そういった時、「待て」のしつけができていないと、犬は不安がって大声で鳴き続けることがあるかもしれません。
また、散歩に連れていこうと、リードを付けようとした時に、
しつけができていないと、いきなり外に飛び出して交通事故に遭ったりという危険性も出てきます。
「待て」はとても重要なしつけの一つなのです。

犬は基本的にはよく動き回る動物なので、じっと待つということはとても苦手です。
なので、「待て」は、犬にとっては大変なストレスを与えるので、
最初は、短い時間待たせるようにし、徐々に長い時間待てるように訓練していきましょう。
最初から無理をさせてはいけません。

トレーニグ法

待てと言われている犬では具体的な「待て」のトレーニグ法を説明します。

①まずは「お座り」をさせます。犬はすぐに動き出そうとしますので、ここで「待て」と命令を出します。
②「待て」と命令するときには、声だけではなく、手の平を犬の前にかざします。
 聴覚的だけでなく、視覚的にも犬が覚えやすくするためです。
③犬に「待て」の状態を続けさせ、飼い主は少し後ろに下がり離れていきます。
④はじめは、2~3秒待ての状態を続けさせ、「よし」や「OK」で解除してあげます。できたら「ヨシヨシ」と褒めてあげましょう。

このトレーニングを繰り返し、徐々に、「待て」の時間を長くしていきます。
また、「待て」をさせたら、必ず「よし」や「OK」といった解除の命令も加えるようにします。
「待て」の状態のまま解除命令を出さないと、犬の集中力が切れて勝手に動き出すのです。
「待て」という命令は、少しの間動かないで待ち、その後は勝手に動き出しても良いものだと認識してしまいます。
犬を褒めてあげるときの「ヨシヨシ」という言葉と、解除命令の「よし」は似ているので、
犬が混同しないように、アクセントを変えるとかしてあげることが大切です。
または、解除命令には「OK」と言ってあげた方が分かりやすいかもしれません。

根気強く教えましょう

「待て」の練習は、毎日の食事の時にも行うことができます。
犬にエサを与えると、当然ですが犬はすぐにそれを食べようとしますので、
ここで「待て」と命令をして、勝手に食べるのをストップさせます。
犬が命令を無視して勝手に食べようとしたら、エサを取り上げて下さい。
そして、再び、お座りさせて、エサ置くところからやり直します。

最初は、「待て」の状態を短くして、2~3秒できたら、「OK」と解除の命令を出し、食べさせます。
何度も繰り返し食べさせないのはかわいそうですが、大切なしつけなので、
心を鬼にして甘やかさないように、「お座り→待て→OK」で食べさせるように、根気強くしつけましょう。
ただし、「待て」を食事の時だけに使うと、他の場面ではできなくなるので、
様々な組み合わせを用いてトレーニングし、どんな場面でも「待て」ができるようにしなければなりません。