ボルゾイ

ボルゾイについて

ボルゾイは別名ロシアン・ウルフハウンドと言う名前であり、その名前が示すとおりロシアの犬です。
何百年もロシアの貴族階級の人々に交配されて飼育されてきた犬であり、13世紀頃からは野ウサギ狩り、15世紀頃にはオオカミ狩りが盛んになり、ボルゾイはベア・ハウンドを掛け合わせて大型化したりと、その時々によって改良が行われてきました。

17世紀頃になるとボルゾイを使った狩りに関する規則では、明確な基準が設けられており、狩猟犬としてとても重宝されます。
広大な農夫達の所有地で飼育され、狩りの大会は大々的に行われます。
狩りでは100頭以上のボルゾイが参加し、多数の猟師達が狩りに参加したと言われています。
狩りではボルゾイはオオカミを追いかけはしますが、仕留めることはなく、最後は猟師が捕まえて仕留めます。
しかし時にはそのまま逃がすこともありました。

ロシアでは王族達にボルゾイを贈る習慣がありましたが、ロシア革命後には多くのボルゾイが始末されます。
19世紀までは7つのタイプのボルゾイがいましたが、現在のボルゾイに近いのはパキーノというタイプです。
その後アメリカに輸出されますが、ほとんどがこのタイプです。
そしてアメリカでは魅力的な犬として、映画俳優など多くの著名人に飼われるようになり、ペットとしての人気は高くないですが、ショードッグなどとしての需要が高いです。

外見や性格

寒い中でも獲物を追うことの出来る寒さに強い犬であり、毛がくるくるとウェーブがかかっており、長い毛が寒さや雪から体を守ります。
オオカミに対抗できるように噛む力が強くなっており、グレイハウンドよりも大きな体です。

落ち着きがあり優雅に振る舞う犬であり、マナーの良い犬です。
外に行くと駆け回るぐらい活発に動き、時には小動物を追いかけることもあります。
独立心旺盛ですが、その反面繊細な面もあります。
子供とも仲良くできるので、家族のいる家庭でも飼うことは出来ますがが、遊び好きではないので子供にとっては物足りないかもしれません。
中には臆病で人に近寄らないようなタイプの個体もいます。

オオカミなどを狩る狩猟犬として使われていたので、もしも飼う場合でも毎日思い切り運動させることが大切です。
長めの散歩をさせるなどのことが良いですが、散歩以外にも安全で広い場所で走らせてあげましょう。

毛の手入れは週に2回から3回ぐらいのブラッシングを行って、換毛期などは毛が沢山抜けるので、その時はブラッシング回数を増やしましょう。
温暖な地域なら屋外で飼うことも出来、暖かい寝床と雨風を防げる小屋があれば良いです。
ただし室内で飼って、運動の時は外に連れて行って走らせるのが理想的です。