ペキニーズ

ベキニーズについて

中国のラマ教と深い関わりのある犬であり、東洋で描かれている狛犬は獅子に似た外見をしています。
そのような外見の特徴を強調するようにベキニーズは交配されたために、獅子犬という名前で知られるようになります。
唐の時代にはベキニーズの繁殖が王宮で大々的に行われ、多くの王族の一員となります。
そして中国では宮廷内のみで飼育され、門外不出の犬となっていました。

1860年のアヘン戦争によってイギリスが中国を支配したときに、彼らは宮廷のベキニーズもイギリスに持ち帰ります。
兵士達のよって持ち帰ったベキニーズの1頭がビクトリア女王に献上され、瞬く間に人々の注目を浴びるとイギリスで交配が始まります。

長い間裕福な人々の犬として飼われていましたが、次第に庶民にも広まっていき、現在は安定した人気を誇りショードッグとしても可愛がられています。
名前は原産国の北京に由来しており、かつては綴りがPekingだったためにそれが変化してPekingeseとなりました。

外見や性格

小型犬であり獅子を思わせるような外見で洋ナシのような体型をしています。
毛は2重構造であり、分厚い下毛と硬めで長い上毛に覆われているので、このようなスタイルが見た目を獅子に似せています。
小型犬でありながら勇敢な性格の犬です。

自分から攻撃したりすることはありませんが、争いでは後に引くことはなく負けず嫌いです。
飼い主やその家族には忠実ですが、見知らぬ人には距離を置いて警戒し、知らない人とうち解けるまでには時間がかかります。
あまり感情は表に出さず、独立心が旺盛で頑固です。
家族と一緒に暮らすことも出来ますが、子供と一緒に遊ぶほど活発ではなく、運動能力は高くないです。

飼うとすれば適度に運動させるぐらいで良く、外をのんびりと歩いたり、室内で遊んだりすることが好きなので、そのようなことをさせましょう。
日射しの強い外で長い間遊ばせると熱中症を起こすこともあり、暑い地域なら室内の涼しい場所で遊ばせるのが良いです。
寝床は室内に作るのが理想であり、日本のような狭いアパートで飼うのに適している犬です。
暑さや湿度に弱いので屋外飼育はおすすめできません。

マイペースな犬でもあり、抱っこさせることはあまり好きでない犬です。
このために子供などと遊ばせるような犬ではなく頑固な一面が強いです。
また昔からほとんど外見が変わっていない犬であり、古い壁画の絵そのままの外見になっています。
毛は長く密集しているので、毎週ブラッシングをしてあげて、毛が絡まないように丁寧に手入れをしてあげましょう。
感染症にもなりやすいので、それを防ぐために鼻の周りをいつも綺麗にしてあげて、肛門周りも定期的にチェックしましょう。