興奮した犬の鎮め方

興奮している犬はどうすればいい?

他の犬を見ると興奮して吠えかかる、電話が鳴ると興奮して走り回る、来客があると激しく吠えかかるなど、犬が興奮して手がつけられなくなることがあります。

興奮した犬は、自分で自分を制御することができません。
感情の赴くままに走り出す、ジャンプする、噛み付くなど、さまざまな行動を起こします。
このため室内で走ってフローリングの床で滑って転ぶ、激しくジャンプして腰を痛めるなどの危険があります。

散歩の途中で興奮しすぎると、大型犬の場合は飼い主がひきずられて転倒するなどしてケガをすることもあります。
他の犬や人に噛み付いてケガをさせることも考えられます。
また、ロケットのように猛烈な勢いで走り出してリードから離れ、車に轢かれてしまう危険もあるのです。

このような危険を回避するためには、トレーニングを行うことが大切です。
しかしトレーニングには時間がかかりますね。
そこで今回は、トレーニングが完了していない犬でも、興奮を静める方法をみていきましょう。

興奮した犬を鎮めるには、興奮の原因を取り除くのが一番効果的です。
例えば散歩中に他の犬を見て吠えだしたり追いかけようとしたりした場合、相手の犬が興奮の原因です。
ワンちゃんから相手の犬が見えないように、自分の体で視線をさえぎり、その犬から離れるなどして、原因をとりのぞきましょう。

飼い主が落ち着くことが一番大切

犬が興奮すると、飼い主さんも慌ててしまうことが少なくありません。
藩士的に叱ったりする飼い主さんも多いのですが、まずは自分自身が落ち着くことが重要です。

ワンちゃんが興奮しても、平然としていましょう。
そうするとワンちゃんは、あれ?相手にされないと気づき、トーンダウンします。
このときにしっかりと褒めてあげましょう。
ご褒美におやつをあげるのも効果的です。
こうすることで、静かにしていると褒めてもらえることを学んでいきます。

犬が落ち着ける環境を作ってあげる

ワンちゃんが落ち着ける環境を作ってあげることもポイントです。

例えば電話が鳴るなどして犬が興奮した場合、クレート(持ち運びの扉付きのハウス)に入れて、タオルで覆って視界を暗くすると、気持ちが落ち着いて静かになりやすくなります。
これはクレートトレーニングといわれるしつけの方法です。
犬はもともと巣穴で暮らしていました。
このため狭くて薄暗いところにいると落ち着くという習性があるのです。

また、伏せのコマンドを教えて、待ち姿勢を取らせるのもおすすめの方法です。
犬はうずくまって低い体勢になると静かになる習性があるからです。

犬が興奮すると、飼い主まで焦ったりパニックになりやすいのですが、まずは落ち着きましょう。
落ち着くことで冷静な判断ができるようになり、自ずと適切な対処法がみつかりやすくなります。